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西湖 (富士五湖)[さいこ]
西湖(さいこ)は、山梨県南都留郡富士河口湖町にある湖。富士五湖の一つ。 == 概要 == 山梨県南部、富士河口湖町の中央付近に位置する。富士山の火山活動によって生じた堰止湖。面積は富士五湖では4番目の大きさで、最大水深は2番目の深さで 71.7m。山梨県指定天然記念物フジマリモの群落地である。富士箱根伊豆国立公園の特別地域内にある。 かつて富士山北麓には、剗の海という広大な湖があった。やがてその西部に溶岩流が流れ込んで分断され、本栖湖が生まれた。さらに平安時代初期の貞観6年(864年)に富士山が大噴火(貞観大噴火)を引き起こし、流れ出た膨大な量の溶岩流によって剗の海は大半が埋め尽くされた。この時に埋め残された東端が現在の西湖で、精進湖は北側の湾の一つである。現在でも雨水による増水時に、それぞれの湖で水位が一定して同じく推移するため、3つの湖は地下でつながっていると考えられている。 西湖には本来、自然排水による河川が存在していなかったが、近年人工的に河口湖に放流する排水路が完成し、標高差を利用した発電も行われている。1981年(昭和56年)には湖中から中世の丸木舟が発見され、山梨県指定有形文化財となっている。 2013年(平成25年)6月22日、「富士山-信仰の対象と芸術の源泉」の構成資産(富士山域)の一つとして、世界文化遺産(日本の文化遺産としては13箇所目)に登録された。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「西湖 (富士五湖)」の詳細全文を読む
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